モノマチ2023の新顔さんを一挙紹介!
モノマチには毎回欠かさず参加してくれる常連のお店がたくさんあります。すっかりおなじみと化したお店は多数あります。
でも毎回、必ず新規参加店もあるんです。今回のモノマチ2023にもフレッシュな新顔の参加店が10店、出揃いました。モノマチの新陳代謝を促し、新たな魅力を付加してくれる新規参加店をここで一挙にクローズアップしてみましょう。
帽子のサトー
まず最初に紹介するのは帽子のサトーです。なんと本店と倉庫店の2店体制で参加してくれました。
帽子のサトーは最近では珍しくなった、帽子の型作り〜裁断、縫製までを一貫して手掛けている老舗企業。自社工場を構え、幅広い世代に向けて帽子の企画〜製造まで行っています。
特に強いのは女性用帽子ですが、中折帽や一文字、ハンチング帽等の紳士帽子メーカーとしてスタートしているので、ハンチング帽には熱狂的な男性ファンが多数ついています。美しいフォルム、快適なかぶり心地には定評があり、「やっぱりサトーさんの帽子でないと」いうお客様が多いのです。
帽子のサトーの本社に行くと木型の多さに圧倒されます。モノづくりの歴史と社内に蓄積された技術、ノウハウ、匠の技を感じずにはいられない光景です。モノマチではぜひ帽子のサトーの本社と倉庫店の両方に出かけて、帽子の魅力と効果にじっくり触れてみてください。
そうそう。リボン専門店のコンポやPARACOのパラコード(やはり初参加)と組んだ企画「リボンやパラコードでハットをアレンジ♪」もお楽しみに。サトーで好みの帽子を買ってリボンやパラコードでアレンジする企画です。自分だけのオリジナルハットに仕上げてくださいね。
サトー帽子店
東京都台東区浅草橋5-1-25
モノマチ地図番号 243
https://boushi.or.jp/satoh/index.htm
サトー帽子倉庫店
東京都台東区鳥越1-28-1
モノマチ地図番号 364
https://boushi.or.jp/satoh/index.htm
stith leaf(ステッチリーフ)
二番目に紹介するのはstith leaf(ステッチリーフ)。ルーズリーフの専門店です。
表紙/背表紙/裏表紙/ステッチなど各パーツ毎に色を選んでオリジナルバインダーを作れるお店です。バインダーは手で縫い上げているため完成まで時間がかかりますが、その時間も含めて楽しめます。紙好き、文具好きにはたまらないお店ではないでしょうか。
初参加にもかかわらず、stith leafは精力的にモノマチ限定の企画を打ち出してくれました。例えば!「レザー表紙のバインダーボード 〜イニシャル刻印体験〜」。リベルタストーキョー、ウインズファクトリーとのコラボで、stith leafのオリジナルのバインダーボードにウインズファクトリーのレザー表紙、リベルタスの真鍮製プレートを組み合わせてスペシャルアイテムを仕上げます。
ラッピングペーパー専門店のREGARO PAPIROと組んだコラボ企画も!REGARO PAPIROの包装紙の可愛い柄がルーズリーフのインデックスになるんです。
くるみボタン工房MiSuZuYaとのコラボも見逃せません。stith leafでイニシャル刺繍が入った女の子の布を買ってMiSuZuYaに行ってブローチやヘアゴムに仕上げましょう。2つのお店のインスタアカウントをフォローすると鉛筆柄のくるみボタンブローチをプレゼント!といううれしい企画もあります。
モノマチに注ぐstith leafの情熱に拍手!たくさん楽しんでくださいね。
stith leaf(ステッチリーフ)
東京都台東区浅草橋1-32-2 中野ビル1階
モノマチ地図番号 244
https://www.stitch-leaf.net/
PARACOのパラコード
三番目に紹介するのはPARACOのパラコード。数あるモノマチ参加店の中でもかなりインパクトのあるネーミングのお店ですが、そもそもパラコードとは何なのでしょう。
これはパラシュートコードの略で、パラシュートを吊るすために開発されたロープ。軽量だけど耐久性の高いナイロン製ロープです。
このロープは機能的なだけじゃなくて、可愛いくて使い方も自由自在。PARACOのパラコードはこのパラコードを普及させるために生まれたブランドで、デビューがモノマチ2023です!
パラコードの奥深い魅力を発信しようとPARACOのパラコードは、オリジナルのパラコードを使ってキーホルダーとスマホ用ハンドストラップを作るワークショップを開催します。パラコードの魅力を体験できる絶好の機会をお見逃しなく。
PARACOのパラコード
東京都台東区蔵前4-18-6
モノマチ地図番号 245
https://www.instagram.com/paraco.no.paracord/
WORLDESIGN
次はWORLDESIGNを紹介しましょう。つづりにちょっとご注目を!読みは「ワールデザイン」。ワールドデザインではありません。ここでぜひ覚えてくださいね!!
さて、WORLDESIGNが扱っているのはインド刺繍のリボン。どんなモノだかわからないという方はインドの民族衣装のサリーをイメージしましょう。あの裾を飾っているのがインド刺繍のリボンです。
オーガンジーのような透け感のある素材にきめ細かに施された刺繍は華やかでキラキラ。ゴージャスで美しいです。ハンドメイド好きの人も、そうでない人も、見たら絶対手に取っりたくなるし集めたくなりますよ。ぜひお店に出かけてインド刺繍のリボンの魅力に触れてください。
WORLDESIGN
東京都台東区浅草橋3−34−3
モノマチ地図番号 246
https://www.instagram.com/shopmakiras/
葵会つまみ細工
次に紹介するのはつまみ細工作家でもある古屋麗先生が主宰している葵会つまみ細工です。ここでは先生の指導のもと、伝統工芸のつまみ細工を基礎から講師レベルまで様々な講座で学べるんです。
つまみ細工の伝統的な技術を学べば七五三や成人式の豪華なかんざしも作れるようになるというからすごい! もでそれだけではありません。つまみ細工は日常使いできるアクセサリーやインテリアにも応用できるんです。
着物を着ないという方にもあれこれ使えるのがつまみ細工のすごい点であり奥深さ。興味津々の方、まずは葵会つまみ細工に行ってみましょう。つまみ細工で可愛い飾りピンやカメリアを作れるワークショップも開催しています!
葵会つまみ細工
東京都台東区浅草橋1-33-3 松井ビル2階
モノマチ地図番号 247
+BASE(プラスベイス)
次に紹介するのはちょっと異色の新顔、+BASE(プラスベイス)です。
どこが異色かといえば、+BASEは建築家のシェアオフィス。ギャラリーやカフェになったりトークセッションや上映会、はたまたワークショップの場所になったりと変幻自在(?)のスペースです。
もう少し詳しく説明すると、+BASEは畝森泰行建築設計事務所と同じく建築設計事務所tecoのシェアオフィス。6階建てのビルをそのまま使っています。このビル、風情があるなと思ったら、なんと1964年竣工でした。
今回、+BASEモノマチでは「『マチ』をつくる工作ワークショップ」を開きます。
台東区にある木材・紙・革などの素材を使ってモノを作るお店の協力を得て、売れ残り品や廃棄品などを集め、それらの木をくっつけたり、紙や革を貼ったり、色をぬったりして自分の好きなマチを考える工作ワークショップです。作ったものは持ち帰り可能。これは面白そうですよ。さすが「まちに開く実験場」をテーマに活動する+BASEです。
+BASE
東京都台東区浅草橋3-12-6
モノマチ地図番号 248
https://www.plusbase.space/
Rinnebar/リンネバー
続くこちらの参加店も異色のお店かもしれません。モノづくりを楽しみながらお酒が飲めるバー、Rinnebar/リンネバーです。お酒を飲みつつ、端材や廃材などを使ってアップサイクル型のオリジナル作品を作れるワークショップなんて面白いと思いませんか?
Rinnebar/リンネバーで作れるモノをいくつか紹介すると、例えばレジ袋由来のシート端材やレザーの端材を使ったアクセサリーや着なくなった着物や洋服のハギレを使って手のひらサイズに仕上げる可愛いコインケース等など。不用品やゴミをアレンジして自分だけのオリジナルが作れて、しかもお酒も飲める。大人にはこたえられません!?
モノマチ期間中、Rinnebar/リンネバーは参加店の中でもっとも遅い時間まで営業しています。3日間とも開催時間は10時〜22時(ラストーオーダーは21時)。夕闇が迫ってきてからバーに行ってワークショップ体験はいかが?
Rinnebar/リンネバー
東京都台東区小島2-21-2
モノマチ地図番号 362
https://www.rinne.earth
ウインズファクトリー
続いて紹介するのはある意味、モノマチらしい参加店かもしれません。オリジナルのフリコベルトや革小物を作り続けているモノづくり企業、ウインズファクトリーです。
このフリコベルトとは、革の摩擦抵抗を利用して止まる仕組みのベルトのこと。ピンホールがなく、微調整が簡単なフリーサイズのベルトです。
シンプルなベルトではありますが、それだけに革の質が問われますよね。その点、ウインズファクトリーはイタリア産の植物タンニン鞣し革や英国産ブライドル・レザーなど上質な革を揃えていて、仕上げも上級。その上品さといったら溜息レベルです。美しいベルトをつければテンションが上がって、紳士気分に浸れそう。モノマチでぜひシンプルでカッコいいベルトをご体験ください。
ウインズファクトリー
東京都台東区柳橋1-30-5
モノマチ地図番号 249
https://www.winsfactory.com/
Playacolores
次はPlayacoloresを紹介しましょう。プライアカラレスと読んでくださいね。意味は「海の色彩」。不思議な魅力をもつシーグラス(海岸や湖のほとりで見つかるガラス片)を主な素材としてアクセサリーを製作している工房兼ショップです。
長い時間をかけて角が丸くなったシーグラスはある意味、自然の産物。Playacoloresは自然から生み出されたシーグラスを使ったワークショップを開催しています。
Playacoloresがユニークなのは使用するモノだけではありません。工房は海に浮かぶ小さな島の上にある工房をイメージして作られているんです。だから非日常感たっぷり!! そんなPlayacoloresでモノづくりに興じてみませんか。
モノマチ期間中、シーグラスや貝殻を詰めて作るオリジナルのボールペンや、好きな数字やアルファベットを刻印して仕上げるメッセージバングルのワークショップを開催しています。
Playacolores
東京都台東区台東1-33-12 舩山ビル201
モノマチ地図番号 561
https://www.playacolores.jp
ノーガホテル上野東京
最後に紹介する新顔の参加店、それはノーガホテル上野東京です。なんとホテルまでモノマチに参加しているんです。
グリーンが印象的なこちらのホテルは上野の歴史と文化を発信するホテル。地元の職人やデザイナーとコラボしたプロダクトやアートが随所に取り入れられています。
ちょっと例を挙げてみましょう。客室に置かれたペン&インクは蔵前のカキモリのオリジナルインク入り。靴べらやハンガーといった備品は鳥越のSyuRoのオリジナルです。レストランで使用している純銀タンブラーは日伸貴金属製で、江戸切子の美しいグラスは木本硝子のオリジナルプロダクト。キャッシュトレーやメニューボードはALLOY製です。
そう。ノーガホテル上野東京はモノマチパワーが炸裂しているホテルといっても過言ではありません。モノマチ期間中には地元のウッドワークとのコラボによるポップアップカフェを開きます。癒やしの空気に満ちたホテルにぜひお出かけください。
ノーガホテル上野東京
東京都台東区東上野2-21-10
モノマチ地図番号 562
https://nohgahotel.com/ueno/
いかがでしたか。新陳代謝を繰り返し、いつ来てもどこかに新しさがあるモノマチにご期待ください。
*モノマチ2023のイベント・ワークショップ情報は以下の特設サイトでご確認を!
2023.monomachi.com/app/events/